建物

2019年2月10日 (日)

イケフェス大阪2018 6 (船場ビルディング)

次に向ったのがこちら、船場ビルディングです。
内部も公開されており、多くの人が並んでいました。

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大正14(1925)年10月に竣工した鉄筋コンクリート造地上4階、地下1階建て、スクラッチタイル貼りの建物は、登録有形文化財に指定されています。

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内部の見学は入場制限がされており、一組が出れば一組が中に入ることができました。

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天井の低い入口から中に入ると、船場の問屋らしくトラックや荷馬車などを引き込んだという中庭があり

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上部が吹き抜けになっていて、外観からは想像できないヨーロッパの町並みのような景色が広がっています。

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上層階は、パティオ風の中庭を取り囲むように居室が配置されており

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改装されているためか、船場のオフィスビルというよりも、おしゃれなテナントビルのようでしたね。

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階段の親柱や

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事務スペースの造り

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ドアの意匠や色合いのほか

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ひとつ一つの造作がレトロな雰囲気を醸し出しています。

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3階は南欧風の雰囲気

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屋上も開放されており

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下を見るとこんな感じ

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階上は庭園になっているなど、入居者にも優しい造りになっていました。

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2019年2月 2日 (土)

イケフェス大阪2018 5 (丼池繊維会館、綿業会館)

イケフェス大阪2018の続きです。
本町方面に向かい、船場丼池筋にある丼池繊維会館へ

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大正11年(1922年)に愛国貯金銀行として建築された鉄筋コンクリート造り地上3階地下1階の建物
一時は鋼製のサイディングに覆われていましたが、再生プロジェクトにより平成28年(2016年)春に以前のファサードが蘇りました。

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うれしいことに内部も公開されていました。

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事務的な入口からは予想できない階段は味のあるもので

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2階から上は階段の場所が変わって、手すりも木製のものとなり

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リノベーションされた回廊状の階段室には腰板が貼られており、レトロな雰囲気が味わえます。

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屋上も開放されていて

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ビルに囲まれているため景色は楽しめませんでしたが、コーナーにアールのあるパラペットなどがいい感じでしたね。

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さらに北に進み綿業会館へ

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昭和6年(1931年)に日本綿業倶楽部として竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造り地上6階、地下1階の建物

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戦前にはリットン調査団が来館し、大阪経済界の代表と会談するなど国際会議にも利用されました。

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内部の見学は事前申し込みの上抽選だったため今回は見ることができませんでしたが、重厚な外部とは違い、大理石をふんだんに使ったロビーやタイルタペストリーなどの豪華な内装は大阪の近代建築の代表的として紹介されるほか国の重要文化財にも指定されています。

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毎月1回、有料ですが公開されているそうですので、一度は見てみたいものですね

2019年1月20日 (日)

イケフェス大阪2018 4

立売堀ビルディングから御堂筋に戻る途中に気になる建物がありました。
調べてみると、インド・ネパール料理のスパイスバル・サウンドブーツという店の入るビルだそうです。
イケフェスには参加していませんが、いい味出ていましたね。

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心斎橋商店街にある三木楽器本店ビルは、1924年(大正13年)に建てられた鉄筋コンクリート造り4階地下1階建

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大阪開成館の名もあり、国の登録有形文化財に指定されています。

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こちらもイケフェスには参加していませんが、外壁や建物上部にはテラコッタなどの装飾が施されており、シンプル中にも気品が感じられます。

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商店街からは気が付きにくいですが、中々趣のある建物です。
内部の造りも美しく、ステンドガラスなども見事でしたが、フェスに参加していませんし営業中でもあるので写真を撮るのは遠慮いたしました。

2019年1月12日 (土)

イケフェス大阪2018 3

長瀬産業大阪本社ビルから四つ橋筋を北に進んだところにある立売堀ビルディング

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北側が昭和2年(1927年)にテナントオフィスビルとして建築された鉄筋コンクリート造り4階建ての建物、南側の新館は昭和36年(1961年)築のもの

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こちらもバナーが掛けられているように内部が公開されていました。

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シンプルな造りのオフィスビルですが

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入口のドアや

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管理人室のある小さなロビー

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居室の入り口など、懐かしく落ち着ける雰囲気がいいですね。

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交差点に面した新館の入り口には踏み石があり

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テナントの家具店も内部を公開してくれていました。

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地下の展示室にはラワンの家具が所狭しと並べられていますが

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階段や梁などの構造も見ることができてありがたかったです。

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2019年1月 6日 (日)

イケフェス大阪2018 2

皆様、あけましておめでとうございます。
拙いブログですが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、イケフェス大阪2018の続きです。
次に向かったのが、四つ橋筋に面したところにある長瀬産業大阪本社ビル

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昭和3年(1928年)建築の鉄筋コンクリート造4階建、スクラッチタイルの外壁によくマッチしたエントランス上のバルコニーや

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2階までの大きなアーチ窓が美しいですね。

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上部がテラコッタで装飾された入口にイケフェスのバナーが掲げられているように、内部が特別公開されています。

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玄関周りにも細かな細工が施されています。

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内部のロビー以外の見学には事前申し込みが必要でしたが、ご配慮いただき、少しだけ見せていただくことができました。

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親柱や手すりに大理石を使った階段がいい感じでしたね。

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2018年12月19日 (水)

イケフェス大阪2018 1

今年の10月27日土曜日に、イケフェス大阪2018に行ってきました。

正式名称は「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」、大阪市内にある現在も利用されている建物を展示物のように見たてて、セミナーなどでその歴史などを学び、語り合いながら、一味違う大阪の魅力に触れるというイベントです。
2014年に初めて開催され、今回が5回目となりました。

イベントに参加している建物は、予約制の解説ツアーなどで内部も公開されているものも多く、建築ファンには絶好の機会となっています。
私は、3年前の第2回以来の2回目の参加となりますが、無料だったパンフレットも有料(500円)となり、参加者も増えて大きなイベントに成長してきましたね。

今回は、心斎橋からスタートです。
イベントには参加していませんが、南船場にある大阪市立南幼稚園の建物を見た後

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大阪農林会館へ

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1階部分が石貼り、上層階がタイル貼りの鉄筋コンクリート造5階建て、三菱商事の大阪支店として昭和5年(1930年)に建てられたビルは、旧農林省の事務所として使用された後、現在はテナントビルとして利用されています。

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次は総合貿易商社、原田産業(株)の大阪本社ビル

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昭和3年(1928年)建築の鉄筋コンクリート造2階建て、正面の大きな縦長の窓が特徴的な建物

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この日は内部を見ることができませんでしたが、翌日曜日には特別公開されていたようです。残念・・・

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堺筋を渡ったところにあるのが、こちらの堺筋倶楽部

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昭和6年(1931年)に旧川崎貯蓄銀行大阪支店として建築され

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現在は結婚披露宴にも利用できるイタリアンとフレンチのレストラン、「アンブロシア」として利用されています。

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玄関やその上部の窓などの装飾が見事、内部も重厚、豪華な造りとのことですが、土日とも18時から21時の公開でしたので見ることができませんでした。またまた残念weep

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そこから引き返して御堂筋を西に渡り、外壁に132個の植木鉢を配し、自然との共生をテーマにした現代的な外観のオーガニックビルへ
内部の見学は、事前予約が必要でしたので、外観を拝見するだけで失礼して

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さらに西に進み、阪神高速を渡ったところにも、こんな魅力的な建物がありました。

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この後もいろいろ周ってきましたので、順次紹介させていただきます。

2018年10月 8日 (月)

神戸 高架下商店街 おまけ

高架下商店街の付け足しになってしまいますが、web上では工事の計画が、紹介されていません。
どのようになるのか気になるところでありますが、移転交渉が難航していることもあって公表しづらいのではないでしょうか?

ただ、モトコー7番街については掲示がありました。
少し大きめの写真を貼っておきますので、興味のある方はクリックしてご覧ください。

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モトコー7番街の西、神戸駅に向かうところは欧風家具の制作工房があったところですが

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完全に撤去され、橋脚に鉄板が巻かれるなどの補強工事が実施されていました。

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モトコー7番街の北側の一部でも施工されているように、商店街も全てこんな感じになってしまうのでしょうか?

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耐震のほか火災の発生などの問題もあり、列車の通行安全との兼ね合いもあるとは思いますが、中心部に残る神戸の下町の姿を少しでも残してもらいたいものですね、

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2018年9月29日 (土)

神戸 高架下商店街 2

神戸元町の高架下商店街の続きです。
4番街は、モトコーではなく花隈南4商店街の名前を使っています。
「高架下」のイメージが良くないと思い、その名称を使っているのでしょうか?

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新しい店もできており、元気だったころの商店街の面影を感じさせてくれるところもありましたが

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全体的にシャッターの下りている店舗が目立つようになってきました。

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続いてモトコーファイブへ

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こちらは長さが50mほどしかなく、モトコーの中では一番短いところでしょう。

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こちらだけではなく、高架下商店街の南北は道路に面しており、事務所や倉庫として利用されています。

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さらに西側にはモトコータウン6があります。

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この辺りは、私が子供のころによく来ていたところで、パン屋などもあったのですが

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今は営業している店がほとんどなく、取り壊されているところも多くなっています。

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あじさいの街の照明看板に寂しさを感じます。

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線路のカーブに沿った南側には、細い路地が残されています。
この右手は広い道路になっていますが、55年ほど前までは住宅街であり、私はそのあたりに住んでいたんですよね。

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モトコータウン6からモトコー7番街に

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米軍払い下げのミニタリーグッズを売っていたイカリヤ、店は商店街の西側で営業中ですが、ショーケースは閉められていました。

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こちらはほぼシャッター街になっています。

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「通常営業しております」の看板はありますが、安売り店のオバタが移転した後は

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西端の数店が営業しているのみ

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JR西日本は、耐震工事が完了した後に、飲食や物販などの分野ごとに店舗を集約し、一部を直営にする再整備を行うとのことですが、高齢の経営者が多く、現在のような営業を存続できるところが少ないので、雰囲気は大きく変わってしまうんでしょうね。

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戦後の闇市の面影を色濃く残す商店街ですが、消えゆく運命にあるのでしょうか?

2018年9月26日 (水)

神戸 高架下商店街 1

随分と間隔が開いてしまい久しぶりの更新となりますが、よろしくお願いいたします。

さて、身近にあるものが徐々に変化していっても、意外に気付きにくいもの
「茹でガエル」のように、気が付いたときには手遅れになってしまうことも多いのではないでしょうか。

今回は、神戸市の高架下商店街を紹介させていただきます。
高架下商店街は、JR三ノ宮駅の西側からJR神戸駅東側までの高架下にある商店街で、庶民的でユニークな店も多く、私の好きだったところ

ところが、高架橋の老朽化に伴う耐震工事を実施するため、JR元町駅から西側の多くの店舗が立ち退きを迫られている状況となっています。

JR元町駅ホームの下には、大衆居酒屋の金盃などの飲食店やパチンコ屋などが軒を連ねていましたが、最近は空き地が目立つようになりました。

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金物屋の上田や立ち飲みもできるマルゲン酒店などが閉店となりましたが、

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まだ新しい「えびす」や老舗の中華料理店「丸玉食堂」などは、現在も頑張って営業されています。

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JR元町駅の西口にあった書店、ジャパンブックスは

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この8月末に閉店され、新しい道に進まれるとのことです。

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ここから西側にあるのが元町高架通商店街、昔は〇丁目と呼んでいましたが、今は〇番街、さらには商店街そのものも「モトコー」と響きの良い名称で呼ばれています。

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この1番街あたりは、三宮の高架下商店街と同様に若者向けの店が多く賑わっています。

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連続してある2番街の入り口には

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洋菓子のレンセイ製菓があり、昔の姿がそのまま残っていました。

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天井部分はキレイになっていますが、狭い通路が戦後の闇市の雰囲気を感じさせてくれます。

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元高3番街は営業中という表示が必要な状況で

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山側の工事が進められています。

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カラータイマー鳴ってます!

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中には、会社の元事務所のような建物もあり

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とてもユニークな商店街が新しい形になってしまうのは寂しいものですね。

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長くなりますので、2回に分けて紹介させていただきます。

2018年7月 1日 (日)

福島 開成館

郡山の開成館周辺の建物、最後になりましたが、こちらが開成館です。

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明治7年に郡役所の前身である区会所として、福島県開拓掛が置かれた擬洋風建築物です。

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唐破風で飾られた玄関のほか

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いろいろな趣向が凝らされた木造3階建ての格調高い建物です。

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ワクワクしながら、入口の土間から中に入ってみました。

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現在は、安積開拓や安積疎水の開削に関する資料館として利用されており

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展示のない部屋はこんな感じ

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展示室にはじゅうたんが敷かれ

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1階から3階までの階段が連続するように貫かれていました。

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擬洋風の建物ですので、建具や

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縁側に欄干

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出入口の意匠などには

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どことなく、中国風のテイストが感じられます。

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3階の展示室内には

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明治天皇の肖像画が飾られていますが、東北行幸の際に行在所や昼食会に利用されたそうです。

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東北にはこうした明治時代の建物が多く残っているのがうれしいですね。

より以前の記事一覧

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